ホリエモンの話。

2005年2月27日
ライブドアvsフジテレビ。面白いですよねー。
今日、ホリエモンと田原総一郎がテレビで語ってましたが、オレは圧倒的にホリエモン派。
つーかフジ=ニッポン放送が汚いよね。保守的すぎ。いきなり株の予約券とか出して意味不明。番組内で田原が「100m走だと思って走ってたら、いきなり200m走に変更された」と語ってましたが、まさに言い得て妙と言うべきか。

でもライブドア、MSCB(Moving Strike Convertible Bond)なんかに手を出しちゃって大丈夫なのかな? オマケに出資はリーマンブラザーズ。ライブドアの株主たち、今ごろカンカンなんじゃないの?

このMSCBというシロモノ、簡単に説明すると「転換価格(下方)修正条項付き転換社債」と言うモノで、CB(転換社債)の一種なのですが、転換する時に下方修正条項が付いているのです。

これでどう言った事ができるのか。
まずリーマンブラザーズは、社債引受の資金を回収する必要があります。
そこでひたすら空売りをして会社の株価を下げるのです。
すると上で述べた転換価額下方修正条項により、転換価額は下がるので、そこで社債を株式に転換して、1株あたりで空売りの平均単価と転換価額の差額だけ儲けることになります。
また、リーマンブラザーズは投資資金を回収するためにこのような方法で社債を転換しますから、発行会社にとっても将来社債償還をする必要がなくなります。
発行会社にとっては増資と同じような効果を得ることができるわけです。

これにより、一番飛ばっちりを受けるのは既存株主です。
株価がバリバリ下がるのですから、これはもうたまらないわけです。

これからもMSCBを発行し続けるようなら、ライブドアはもう終わりかもしれませんね。

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