大会結果。

2003年12月6日
 ■大会結果。
 カードショップの大会に出てきました。今回は4回戦です。デッキはいつもの白黒コントロールです。

 ■第1回戦
 赤単土地破壊

 ◆2ターン目に【ドワーフの爆風掘り】が出てくる。なるほど、ランデスですか。
 土地と土地をサーチしてくるカードは唸るほど入っているこのデッキ。サイド後もラクに場を進める事ができて無事、勝てました。

 ◆見かけたキィカード
 【ドワーフの爆風掘り】【氷の干渉器】【隠れ石】【炎歩スリス】【弧炎撒き】【野火】

 
 ■第2回戦
 ストーム型親和

 ◆一戦目はキレイにストームが決まり勝負あり。2戦目、3戦目は相手が土地事故を起こしこちらの勝利。

 ◆見かけたキィカード
 【時間の亀裂】他。


 ■第3回戦
 親和
 
 ◆【大聖堂の信奉者】と【エイトグ】の入ったタイプです。今回はこのタイプを想定したメインボードにしておいたのですが(恐怖→蔓延など)、これが見事に大ハマり! フィニッシュブローはやはり【アクローマの復讐】です。

 ◆見かけたキィカード
 【大聖堂の信奉者】【エイトグ】他。


 ■第4回戦(決勝)
 ゴブリン召集 

 ◆このタイプも新しい仮想敵のひとつです。目一杯つめこんだ【蔓延】と【苦痛の命令】がどう機能するか。サイドの【太陽のしずく】も注目です。
 結果的には
 「ブン回りのゴブリンは諦めるしかない」
 というアタリマエの結論を噛み締める結果となりました。2ターンキルを喰らった時はさすがにビックリしました。
 しかし【太陽のしずく】は本当に強いですね! 【蔓延】もナイスカード。あとは序盤に【新たな信仰】の一枚でも引けていればブン回りゴブリンが相手でもひけを取ることはないと思います。

 ◆見かけたキィカード
 【総帥の招集】【ゴブリンの名手】その他のゴブリン

 ■賞品。
 準優勝は3パックです。早速開封。結果は、
 【王者の塔】【精神隷属器】【水銀の泉】。


 ………はぁ。

親和の話。

2003年12月3日
 ■高速化する親和たち。
 速さは強さ、強さは正義。
 親和はさらに瞬発力を上げ、その姿はまさに往年のサイカトグの様。
 今回のファイナルズで出た一つの解答は親和の圧倒的な高速化でした。中でも最も完成度が高かったのが第二次予選4位入賞の「Junk Metal」。筆者が一回戦で当たった方のデッキもおそらくコレとまったく同じ構成であったと思います。
 キィカードは言わずと知れた【大聖堂の信奉者】と【エイトグ】の殺人コンボ。【彩色の宝珠】【黄鉄の呪文爆弾】【溶接の壺】【爆片破】なども【信奉者】環境下で強いシナジーを奏でる良いカードです。
 なお【信奉者】の効果は場全体にかかるため、こちらの【石】を起動しても1ダメです。ギャフン。

 ■他の親和も見てみると。
 同系メタの【無効】は当然として、【ドワーフの爆風掘り】は良い選択ですね。【信奉者】が出ていればダメージも入ります。
 他に目立つのはメインに挿してある3〜4枚の【迫害】でしょうか。指定する色は当然【白】でしょう。白対策といえば、当然【野火】も外すわけにはいきません。序盤の貴重な時間を稼いでくれるこのカード。2枚でなく3枚挿してあるデッキも多かったです。

 ■最後に。
 ひと口に親和と言っても多種多様なデッキタイプがあり、様々な個性を出す事ができます。青に寄せたカウンター親和。赤黒に寄せたエイトグ親和。ストーム型なんてのもありました。これからも親和には様々なヴァリエーションが生まれてくる事でしょう。
 次のエキスパンションで最も強化されるデッキタイプ。
 もしかしたらそれは【親和】かもしれません。
 次のエキスパンションで最も弱体化するデッキタイプ。
 もしかしたらこれも【親和】かもしれません。
 ■第4回戦
 赤単スライ&放火砲

 ◆第1デュエル
  相手、セット山から【怒り狂うゴブリン】でパンチ。相手はゴブリン? でも【怒り狂うゴブリン】使うかな? スライ?
 他にも【火猫】などの速攻持ちクリーチャーが入っており、ゴブリンというよりスライのようでした。
 厳しい序盤を除去と【石】でしのぎ、さぁこれから! という場面で相手の場に【放火砲】が降臨。ガビーン。
 起動のスタックで6点回復(これでライフは10→16)するも、【放火砲】でめくれたカードは8枚。16ダメで即死しました。

 ◆◆第2デュエル
 相手の土地が1枚から伸びてきません。【赤爆弾】でドローするも土地は出ず。【石】置いて後、【嫌悪者】が殴って勝ちました。

 ◆◆◆第3デュエル
 またしても相手の土地が芳しくありません。どんなハンドなんじゃろ? と【強要】。そこには2枚の【放火砲】が! 
 しかしセットできない【放火砲】は恐くありません。慎重に【竜】で殴り、勝ちました。

 2-1 負-勝-勝 ポイント:9

 ■第5回戦
 赤単ゴブリン(予選通過おめでとうございます)

 ◆第1デュエル
 オープニングハンドには2枚の沼と【取調官】が。サイクルランドクリーチャーは一枚もなく、マナに不安が残るハンド。オマケに軽いサイクリングカードもありません。
 が、もしも相手が青白コンだったらこのハンドは【勝利】と同義。悩みます。そして相手を青白コンと信じて(相手のスリーブの色も「青」だったしね! …って関係ねー!)この弱いハンドをキープ! すると、
 相手:「セット山、金属モックス、【スリス】召喚。パンチ」
とすべてを裏切る抜群のロケットスタート。そ、そんなー。
 さらに2,3ターン目と【群集追い】を連続キャスト。うひー! ええ、秒で死にました。こちらの土地は沼2枚のみ。手札に【雲上の座】がありましたが、これはセットせず。
 相手のセリフ「黒コンかぁ」

 ◆◆第2デュエル
 筆者:「セット平地、エンドです」
 相手:「あれ? 黒コンじゃないんですか?」
 筆者:「ええ、サイドボードで白コンに変えました」
 相手「えーッ!」
 
 そのまま2ターン目に平地2枚から【竜】をサイクル(相手:「本当に白コンだよ!」)、さらに【防御円】を貼り、【石】もセット。
 一方、相手の場には山が2枚と【探鉱者】が一枚のみ。先ほどの筆者ではありませんが、事故気味のようです。
 このチャンスを逃さずに【探鉱者】を殺してから【竜】で4回殴りました。

 ◆◆◆第3デュエル
 今度はお互い事故らずにスタートです。
 しかし相手の初手が凄い! まさしく天和ハンドでした。
 1ターン目、【モックス】から【スリス】、2ターン目、【群集追い】、3ターン目【群集追い】、4ターン目【火猫】、そして5ターン目には【放火砲】をセットされます。さすがにこの展開にはついていけず、焼き殺されてしまいました。
 ライフ最優先の守備的なプレイングが結果的にはミスとなった、教訓になるデュエルでした。

 2-1 負-勝-負 ポイント:9


 ■第6回戦
 親和
 さすがにもう予選通過は無理です。しかしデュエルする機会自体が少ない筆者にとって、大会は貴重なチャンス。ドロップせずに最後まで参加します。
  
 ◆第1デュエル
 相手の置いた土地は【大焼炉】。親和のようです。
 しかし、イマイチ展開がかみあっていない様子。【強要】で手札を確認してから【アクローマの復讐】を叩きつけるいつものヤツで緒戦は勝利。

 ◆◆第2デュエル
 2ターン目に【取調官】を召喚。これに相手がすごーくイヤな顔をしてくれます。
 なんと、この【取調官】は【カエル】をサクってキャストした【爆片破】の的となってくれました。よし、よくやった【取調官】。
 このデュエルも【アクローマの復讐】がとおり、無事勝ちをおさめました。

 2-0 勝-勝 ポイント:12


 ■第7回戦
 赤緑ランデス
 
 ◆第1デュエル
 【腐食ナメクジ】【トロール】【ベイロス】などの入った赤緑ランデスが相手です。
 このマッチアップはこちらの除去が無駄にならない為、大変有利。一戦目は除去が的確に決まり、勝てました。

 ◆◆第2デュエル
 相手のランデスが止まりません。
 こちらもランドサイクルで対抗するも、4ターン目の【すきこみ】がさすがに厳しい。最後は【ナメクジ】に殴られました。

 ◆◆◆第3デュエル
 ここで残り時間は10数分。お互いコントロール寄りなので、どちらかが事故らなければ勝ちはありません。
 そして、お互い事故らずに勝負は長期戦へ。傍にジャッジが来てエキストラ5ターンを費やすも、勝負はつかず。ドローです。

 1-1-1 勝-負-分 ポイント:13


 ■第7回戦
 赤単ゴブリン

 ◆第1デュエル
 いよいよ最終戦です。しかし周りは和やかムード。筆者と同じようにデュエルを目的とした人たちがチラホラと。
 さっきは引き分けたし、やっとお得意の青白コンが相手かなー? と期待するも相手の初手は山から【探鉱者】。…ゴブリンのようです。
 2ターン目から出てくるヤバいヤツには除去を飛ばし、【石】でボードをコントロールします。
 相手の猛攻が止まったところで【嫌悪者】を召喚。、【石】、【復讐】と相手のブロッカーを除去りながら4回殴りきりました。

 ◆◆第2デュエル
 序盤は【防御円】でしのぎ、こちらの空には【竜】が飛ぶ中盤戦、相手のライフは残り5、あとワンパンで倒せる時に【放火砲】をセットされました。こちらのライフは残13。
 相手の場には3体のゴブリン(そのうち一匹は【探鉱者】)、マナはフルタップ。こちらの場には【石】があります。
 【放火砲】に怯えつつ【竜】がパンチ。相手は祈るような気持ちで【放火砲】を起動。土地以外が7枚めくれたら筆者の負けです。
 めくれたカードは、
 1、2、3、4、5、山。
 ふー。勝てました。

 2-0 勝-勝 ポイント:16 


 ■大会終わって
 ご覧の通り、親和とゴブリンにしか当たりませんでした。上位のほうには青白コン、サイクリングも多かったようで、第1回戦目の敗戦が最後まで尾を引くカタチとなりました。
 でもこのデッキの弱点も浮き彫りに出来ましたし、筆者としてはとても満足しております。そもそも予選突破してもエクステンドのデッキがありませんし(←ぉぃぉぃ)。
 思ったよりも親和とゴブリンに勝率が良かったな、というのが感想です。もう少し厳しいかな、と思っていたのですが。
 サイドボードの失敗は【赤の防御円】ですね。このカードは【神の怒り】のサポートがあって初めて輝くカード。このデッキには【太陽のしずく】こそがベストカードだと思います。【神の怒り】で除去れないとマナが追いつかないんですよね、ゴブリン相手だと。本当に実感しました。

 白黒コンはもうやり尽くしたかな? と大会前には考えていたのですが、とんでもない。まだまだ成長途中のデッキみたいです。

 大会結果を踏まえた新しいレシピは秘密メモに置いておきます。
 ■第一次予選時のメタは?
 概ね予想通りの結果に終わりました。
 ただ、気がかりだったのは、

 勝ち組=親和、ゴブリン
 負け組=コントロール

 であった点でしょうか。
 アンチコントロール系コントロールである筆者のデッキ。一抹の不安と共にファイナルズ予選スタートです。


 ■■第1回戦
 親和(青黒赤)

 対戦者の名前を確認すると、ん? どこかで聞いたことのあるような…? ええ、有名な方とでした。
 そして手を合わせる筆者の知人たち。
 ってまだ負けると決まってないだろ! よせ! 哀れみの目でオレを見るな! 

 ◆第1デュエル
 相手、1ターン目に【大聖堂の信奉者】をプレイ。これは厳しいです…。なにしろヤツを除去するカードが著しく制限されてしまいます。
 とても慎重かつ綿密な相手のプレイングにミスなどあるはずもなく、スキを見せた時に【すね当て】のついた【エイトグ】に殴られ【信奉者】の効果で一気に18点。負けました。

 ◆◆第2デュエル
 5ターン目、筆者の土地は【雲上の座】、平地×4。手札は【黒命令】などの黒い除去スペルたち。厳しい…。
 そこへ突き刺さる【野火】。これで筆者の土地は【雲上の座】ただ一枚。さすがに勝てるはずもなく、【処罰者】たちに殴り負けました。

 0-2 負-負 ポイント:0


 ■■第2回戦
 親和(赤青黒白)
 
 ◆第1デュエル
 相手が最初に置いた土地は【教議会の座席】。親和だー。
 が、1ターン目の【青呪文爆弾】以外はスペルをキャストせずにドローゴーモードが続く相手。カウンター特化型のようです。
 3マナ浮かせて【忘却石】。通りました。
 相手の場を掃除した後、【強要】→【アクローマの復讐】の必殺コンビネーション。
 これが突き刺さり相手の土地はすべて墓地へ。
 次ターン、【教示者】キャストし、呼ぶは【嫌悪者】。4回殴って勝ちました。

 ◆◆第2デュエル
 今度は打って変わって序盤から相手が激しくビートしてきます。
 【忘却石】でノラリクラリと序盤をかわし、戦況は中盤戦へ。
 ひょっこり出てきた【ブルードスター】。終了フェイズに【闇への追放】キャスト。
 相手の場には【青爆弾】。戻すと思ってたのですが、何故か【ブル】は墓地へ。ここでピーンと来ました。相手の手札にはまだ【ブル】がいると。
 ならば、と相手の【タリスマン】へ【供犠台の光】。さすがにコレにはカウンターが飛んできました。まずは一枚目。
 次ターン、3マナ浮かせて【強要】。相手の手札は【マナ漏出】【ブルードスター】【未来予知】。ここは【マナ漏出】を指定。こちらの手札には除去があり、【復讐】がある状態。【ブル】も【予知】も平気です。
 次ターン、相手、渾身のドロー! そこには念願の【教議会の座席】が! 出すのは【ブル】か、【予知】か。相手の選択は【予知】でした。そしてめくれたトップのカードは…【踏みにじり】! が、無念なことに残りのマナは2マナ。【踏みにじり】はキャストできません。
 相手の残る手札(【ブル】)を知っている筆者はここで【アクローマの復讐】をプレイ。次ターンより【竜】が4回殴ってゲームを終わらせました。

 2-0 勝-勝 ポイント:3

 
 ■第3回戦
 親和(赤青黒)
 
 ◆第1デュエル
 相手が最初に置いた土地は【大焼炉】。親和です。ですが何故か置いたのは【呪文爆弾】ではなく【骨断ちの矛槍】。 んー?
 次ターン、【信奉者】が召喚され、【矛】を装備。そして3ダメずつのダメージクロック開始です。
 黒系除去に寄せた筆者のデッキ、ヤツを除去る手段は限られています。
 序盤はボコボコに殴られるも、なんとか【石】を回して除去に成功。
 次に出てきた【カエル】には【追放】、さらには二個目の【石】をセットするなどボードのコントロールを完全に把握します。
 その後、何故かタップアウトした相手に【アクローマの復讐】を突き刺し勝負アリ。

 ◆◆第2デュエル
 今回も【石】が大活躍。場のコントロールも完全に把握し、今回も貰った、と思っていたら【信奉者】【赤爆弾】【爆片破】×2と飛ばされて死亡。うまくプレイしていれば勝てる試合だっただけに悔いが残ります。

 ◆◆◆第3デュエル
 第3デュエルは相手の赤マナを徹底的に叩きにいきました。
 【大焼炉】が出たら即【供犠台の光】。途中、【アクローマの復讐】が通った後も【大焼炉】一枚出るたびに【アクローマの復讐】で吹き飛ばします。最後は【竜】が殴り勝ちました。

 2-1 勝-負-勝 ポイント:6  
 

 ■明日の日記に続きます。

今更ですが。

2003年11月26日
 ■はじめに。
 恥ずかしいハンドルにしちゃったなぁ、と後悔しています。
 最初に日記のタイトルを思いつき、ついでにハンドルもソレに合わせちゃおう! と思い命名したのですが、リンクして頂いている方の日記などで「Dr.メルバネフさん」とか書かれているのを見ると身悶えするほど恥ずかしいです。気分はまさに【よじれた嫌悪者】。
 って誰だよ、「Dr.メルバネフさん」って! オレの事じゃねーか!(ガビーン!)
 お願いしますから、大会等で見かけても「Dr.メルバネフさんですよね?」などと呼ばないで下さいね。たぶん、呼ばれても「え?(ガビーン!) いえ、違いますけど」と他人のフリをすると思います。筆者からのお願いです。


 ■このカード強くねー?【その1】
 【苦痛の命令】の株が大きくあがりました。
 大会の70%以上のデッキに入っているであろう【総帥の召集】or【正義の命令】に対するアンサーカードであるこの一枚。メインに2枚挿しも大アリかもしれません。

 ■このカード強くねー?【その2】
 アタリマエですが【忘却石】が強かったです。
 親和のほかにもデザイアの足も止めることもできたり、終盤では相手の場だけパーマネントを流したりと手札に来て腐ることの無いカードでした。【正義の命令】対策としても高ポインツ。

大会結果その3。

2003年11月25日
 ■第6回戦
 vs青白コントロール

 ■第1デュエル
 「あ、どーも! 今日(の使用デッキ)はこの前の白黒ですか?」
 対面に座った彼は近所のカード屋の常連さん。こちらこそ、どーもー。
 ダイスロールは負け。
 相手、先攻を取るもマリガンします。6枚で始めるも、今度はダブルマリガン。
 5枚のハンドを今度はキープ。今度はこちらのマリガンチェックです。
 土地は3枚。【嫌悪者】がいるので実質4枚。そしてなにより【取調官】がいます。この蝶サイコーなオープニングハンドは当然キープ。
 相手の土地は2ターン目にして【沿岸の塔】【邪神の寺院】と完全に土地事故。それでも始めざるをえなかったダブルマリガンには同情します。
 一方、こちらは2ターン目に【取調官】。
 相手の手札をカラにして【正義の命令】を見せたら投了してくれました。「【取調官】、むーりー!」

 ■サイドボーディング
 今日は本当にコントロールと良く当たります。一回引き分けたのが原因でしょうか。
 今回も今回で【取調官】を追加、単体除去を抜きます、と行くつもりでしたが、今回は【信仰】4枚抜きで単体除去をあまり減らさないサイドを実験してみました。はたして、吉と出るか凶と出るか。

 ■第2デュエル
 オープニングハンドには【ヤツ】の姿が。あぁ、和むなぁ(?)。
 今回は4ターン目【神の怒り】で退場するも、ここで【神の怒り】を使わせたのが大正解。
 どうやら【嫌悪者】を殺す手段が無い模様。相手のブロッカーは豊富に残した単体除去で丁寧に取り除きます。
 最後まで2枚目の【神の怒り】を引けなかった相手を【嫌悪者】がきっちり殴りきりました。もしかしたら【神の怒り】は数枚サイドアウトしたのかな? 【取調官】見てるので、それは無いと思うのですが。

 2-0 勝-勝 ポイント:13


 ■第7回戦(最終戦)
 vs青白コントロール

 ■第1デュエル
 2ターン目に【取調官】を出すも、これはさすがに【マナ漏出】。
 出れば勝つ、出なくても【岩屋】で回収できるから、と気軽に出してしまったのですが、これはさすがにミスプレイだと思います。
 その後、【卑劣漢が】相手の墓地にある【竜】を2体掃除した後、こちらの【竜】が殴るモードへ。勝ちました。

 ■サイドボーディング
 前回のサイドが思いのほか効果的だったので、今回も【信仰】全抜きの単体除去多め残し。

 ■第2デュエル
 今回は初手に【取調官】は無し。若干土地が多めの手札をキープし、スタートです。
 3ターン目、相手の場に【引っかき爪】。墓地には一体の【嫌悪者】と2枚のカード。
 なんとか【爪】を破壊したい筆者は相手の終了時に【岩屋】で【嫌悪者】を指定。相手はすこし考えた後、スルー。
 両者、しばらくは土地を並べる作業へ。この時、相手の方が2回ほど【爪】の能力を起動し忘れたターンがありました。これが後に大きく響くことになります。
 筆者のターン。キャスト【嫌悪者】。これはカウンターされます。そして【強要】。こちらは通りました。
 相手の手札には【マナ漏出】【もみ消し】【正義の命令】【アクローマの復讐】。【マナ漏出】を落としてさらに【強要】。今度は【もみ消し】を。
 相手のターン。手札がバレ、さきほど打ったカウンター(まごつき)の効果でドローの内容も解っている相手は素直にドラゴンを回収。エンド。
 こちらのターン。【嫌悪者】を召喚。そしてエンド。
 相手のターン。相手は【竜】を召喚します。そして終了。
 こちらのターン。【竜】には【闇への追放】を。【嫌悪者】パンチ。5点。【忘却石】もセット。
 相手のターン。今度は回収せず。エンド。終了時に【嫌悪者】の上に【運命カウンター】を乗せます。
 こちらのターン。【嫌悪者】パンチ。相手、キャスト【正義の命令】。フルタップでしたので、安心して【忘却石】を起動します。【嫌悪者】が通り5点。そして二つ目の【忘却石】を再セット。
 これにはたまらず、相手【アクローマの復讐】をキャスト。ここで一つ問題が。
 筆者が「復讐を解決します。【嫌悪者】を再生します」と言ってしまったのです。そう、ルール上、解決をしてしまったら再生のタイミングはありません。
 しかし相手の方は紳士的な方でした。「再生は当然すると思っていましたのでかまいませんよ」とのお言葉。
 この【嫌悪者】の再生は勝負を左右する重大な場面であったにも関わらず、相手の方は筆者のミスを見逃してくれたのです。これには本当に頭の下がる思いでした。
 結局この【嫌悪者】が殴りきり試合には勝てたのですが、この時の相手の方の言葉と態度はとても印象に残りました。筆者も常に紳士的なプレイングを心掛けたいものです。

 2-0 勝-勝 ポイント:16 最終結果:5勝1敗1分け 9位

 ■優勝者の方はゴブリンデッキ。第2位はなんと、筆者の緒戦相手であるあの無限マナ歯と爪デッキのホソノさん! ちなみに今回のデッキ賞もこの方でした。おめでとうございます。 

 ■今回の調整で解ったことは、
 ・【嫌悪者】強いです。【忘却石】と【復讐】ともグッドシナジー?
 ・【取調官】は神のカード! 
 ・アンチコントロールでコントロールを喰うならば引き分けゾーンが狙い目か?(50%ジョーク)
 ・コントロール対決は【正義の命令】枚数勝負。サイドインもあり? いやむしろ【波停機】?
 ・このデッキには【爪】より【卑劣漢】のほうが向いている模様。
 ・意外とまだ【雲上の座】使いが少ない。全員【邪神の寺院】。
 ・白黒コン相手には【因果応報】って入らないんでしょうか? 貼られたのは一度のみ。
 ・【取調官】に【神の怒り】を打たせると、あとで【嫌悪者】が除去れなくなってグッド。

 こんなトコロでしょうか。
 要調整と思ったものはサイドボードの数枚くらいで、メインはこれでOKだと思います。
 最後になりましたが、今回使用したレシピは秘密日記にて。

大会結果その2。

2003年11月24日
 ■第3回戦
 vs青白コントロール

 ■第1デュエル
 2ターン目、メインに1枚挿しの【陰謀団の取調官】が謎の降臨。4ターン目【神の怒り】まで相手の手札を2枚落とします。
 そして【邪悪な岩屋】で回収しつつ手札を攻撃。最後は【竜】が殴って勝ちました。

 ■サイドボーディング
 ここは当然【取調官】を3枚追加。【萎縮した卑劣漢】【墓生まれの詩神】も一枚づつ投入。抜くのは【闇への追放】×4と【新たな信仰】×1。

 ■第2デュエル
 またしても2ターン目に【取調官】が。相手の方、どうもすいません。これはまたまた4ターン目の【神の怒り】で退場。
 返しの4ターン目、相手に【強要】。【集中】を落とす。そして6ターン目、3マナ浮かして【忘却石】をセット。無事に通る。
 場には【邪悪な岩屋】があり、【取調官】がリサイクルできる状態。しかし【取調官】は起動する前に墓場へ直行します。そしてまたライブラリィのトップへ。
 相手も相当苦しかったと思いますが、ここで筆者のドローが止まってしまったのも致命的でした。
 【忘却石】の使い方もミスって相手の【正義の命令】からの大量兵士トークンに殴り殺され、負けです。

 ■第3デュエル
 またしても2ターン目にヤツが。相手の方「もうコネェYO!」を連発。どうもすいません。
 今回はミスることもなく、【取調官】で相手を拘束しつつ【嫌悪者】が殴って勝ちました。

 2-1 勝-負-勝 ポイント:6


 ◆なんでも、この方の第2回戦の相手が、筆者の緒戦相手である無限マナ+歯と爪デッキだったそうで。その時も3ターン目にウルザランドがすべて揃い7マナ出された、とか。………あのコンボデッキ、実は相当強い?


 ■第4回戦
 vs青白コントロール タッチ黒

 ■第1デュエル
 タッチ黒という事はヤソコンかな? と思ったのですが、出てきたのは何故か【アンデッドの剣闘士】。なぜだー。
 しかしコントロール相手には相性抜群のこのデッキ。最後は【嫌悪者】が殴って勝ちました。

 ■サイドボーディング
 第3回戦目とほぼ同じサイドを投入。

 ■第2デュエル
 2ターン目に【取調官】召喚。相手の手札に全体除去は無かったらしく、無事、相手の手札を削りきります。
 これは勝ったかな、と思うも相手のトップデッキが凄い。気がつくと相手の場には致死量の兵士トークンが。
 負けました。でも色々とタメになったデュエルでした。

 ■第3デュエル
 相手の【ひっかき爪】に苦しむも、今度は逆にこちらの兵士トークンが相手をチクチク攻撃します。たまらず相手も兵士トークンを出しブロックを。
 ここで起動するは【忘却石】。そして何故か運命カウンターの乗っている筆者の兵士トークン。さらには次のターン、【嫌悪者】をフィールドへ。
 相手、渾身のドロー! するも解決策は見つからず。投了してくれました。


 ■第5回戦
 vs青白コントロール

 ■第1デュエル
 本当はデザイアデッキなんですけど、今日は友達のデッキを借りて参加してます、と対戦相手の方。なかなか気さくな人柄でデュエルしててとても楽しかったです。
 4ターン目、相手が【集中】をキャスト。これには返しのターンで相手に【強要】を突き刺します。なるほど、青白はまだあまり慣れていない様子。
 【嫌悪者】を出すもカウンターは無し。相手、キャスト【アクローマの復讐】。当然【嫌悪者】は再生します。すると相手の方、「なにーッ!?」といった表情。【嫌悪者】を殺すには【神の怒り】か【翼の破片】しかないんですよ。
 このまま4回殴り、緒戦は勝利。

 ■サイドボーディング
 またしても同じサイドボーディング。若干除去を多めに抜く。

 ■第2デュエル
 2ターン目の【取調官】には4ターン目【神の怒り】。いつもの展開で序盤を終えます。
 中盤の始め、相手が兵士トークンを2体生成。片方を【恐怖】するも、もう片方が止まりません。
 アレ一体に【アクローマの復讐】打つのもなぁ、と考えているうちにもライフはみるみる減っていきます。
 なんとか【嫌悪者】をブロッカーに出すも、今度は相手のフィールドに【竜】が降臨。マナはフルタップ。
 このスキを衝きたいのはヤマヤマですが、こちらも空のブロッカーを出さなければ死んでしまいます。【竜】を召喚。
 相手はさらに兵士トークンを猛烈に生成。これには【取調官】をブロッカーに3体並べます。つーかブロッカーかよ、【取調官】。
 相手の手札はカラ。こちらの手札はすべて【土地】。引き勝負となった場面で引いてきたカードは【魔性の教示者】! これで勝負あったか!? 
 何をサーチする…? 【忘却石】? 【アクローマの復讐】? つーかなんで【苦痛の命令】がサイドインしていないの? 筆者はここで【アクローマの復讐】を選択。全軍パンチした後、すぐにキャスト。【嫌悪者】は再生します。
 さあ、これで勝負あったか!? と思ったのもつかの間、相手のトップデッキはなんと【正義の命令】!! 恐ろしい量の兵士トークンに押しつぶされてしまいました。
 あの時の【教示者】は【忘却石】だったか…。

 ■第3デュエル
 残り時間はあと7分。
 2ターン目に出た【萎縮した卑劣漢】が猛烈に殴るも、さすがに時間が足らず。引き分けでした。

 1-1-1 勝-負-分 ポイント:10

 
 ■残りの2試合は明日の日記にて。
 

閑話休題【3】

2003年11月20日
 一昨日のカウンターは230でした。
 それが今では1280。...so What?さんありがとうございます。
 嬉しいやら恥ずかしいやらで筆者の精神状態はかなりデンジャラスな状態ですが、これからもヨロシクお願いいたします。

 
 タイトルの通り、今日はちょっとした日常の事を。
 
 街を歩いていると、後ろのカップルの会話が耳に入ってきました。


彼女「〜にしてもさー、アレって『向こう』でつけられたアダ名でしょ?」
彼氏「みたいだよ? それにしても、相当悪いことしないとあんなアダ名つかないよな」
彼女「一体どんな事したんだろうね?『血まみれ』なんてさー、普通つかないじゃん」


 ………ッ!! 激しく後ろの会話が気になりましたが、まさか「すいません、詳しい話を聞かせてもらえませんか」と尋ねるわけにもいかず。
『血まみれ』。英語でいうと『BLOODY』。『向こう』というのは外国の事なのでしょうか。
 そして、『血まみれ』と呼ばれたその女の子は一体どんな事をしたのでしょう? あぁ、気になる!

サイドボード。

2003年11月19日
 今日はサイドボードのカードについて。
 メタを睨みつつサイドボードを構築する作業が割と筆者は好きです。
 サイドボーディングは大体3種類に分かれます。
 まず一つ目は純粋な対策カード投入。
 二つ目はメイン投入しているカードの枚数調整。
 三つ目はいわゆるアグレッシブサイドボーディング。黒コンがいきなりビートダウンになったりするアレです。
 少し前までは「願い用」のポケットがあるタイプが主流だったのですが、願いカードも今は昔。

 筆者はとくにアグレッシブサイドが大好きでして。まるで二つのデッキをデザインするような楽しさがあります。
 土地や補助スペルを足して単色デッキがサイド後は2色デッキ、3色デッキになっていたり。
 相手の予想を外すメタ外の動きが出来る点がアグレサイドの利点でしょうか。

 話が少し逸れました。元に戻しましょう。
 
 さて、白黒コンのサイドはどんなカードが候補に上がるのでしょうか。少し羅列してみましょう。

 【各色防御円】【象牙の仮面】【聖なる場】【因果応報】【ファイレクシアの闘技場】
 【アクローマの復讐】【供犠台の光】【光の大嵐】【迫害】【強要】【萎縮した卑劣漢】【陰謀団の取調官】
 【波停機】【選別の秤】【減衰のマトリックス】【哀悼者の盾】【ひっかき爪】

 王道的なカードはこのあたりでしょうか。
 では次に変化球気味のカードを。

 【土地】【急報】【聖なる日】【雨ざらしの旅人】【太陽のしずく】

 【土地】と【雨ざらしの旅人】は言わずもがな、土地破壊に。
【急報】【聖なる日】は親和、ゴブリン相手に使い【アクローマの復讐】までの時間を稼ぎます。【等時の王笏】に刻印するとそれだけで勝てます。その場合は違うデッキになるわけですが。
 【太陽のしずく】はゴブリンメタ。【ボトルノーム】の方が強い、使えるとの話もありますが、白黒コンの場合は【しずく】のほうが色々と都合が良さそうです。


 メタゲームは土地破壊、親和、ゴブリン、青白コン、サイクリングです。
 これらのデッキすべてにわずか15枚のサイドボードで対抗しろ、というのも土台無理な話。
 特定のデッキにガンメタを貼り、残りの苦手とするデッキの対策カードをサイドに回す。これが一般的なデッキの組み方でしょうか。では白黒コンの場合は…?
 
 青白コン、サイクリングにはメインでも高確率で勝てるでしょう。逆に厳しいタイプは、というと…コレが意外に少なく、どのデッキにも4:6(相手が6)くらいで勝てます。あとはサイドボーディングでその勝率を上げるだけです。
 
 ゴブリンは簡単ですね。【防御円】を大量投入。その際は【供犠台の光】も入れて相手の【選別の秤】と【ゴブリンの放火砲】対策に。
 親和に対しては【アクローマの復讐】の枚数強化。あと【陰謀団の取調官】も地味に効きますので投入。当然【供犠台の光】も。
 土地破壊には【聖なる場】を。しかしこれだけでは引き勝負になってしまう為、メインを少しイジりました。
 クリーチャーを【真面目な身代わり】3枚 → 【永遠のドラゴン】1枚 + 【よじれた嫌悪者】2枚に変更。
 土地サイクルクリーチャー×8はヤリ過ぎか? いいえ、大丈夫です。【すきこみ】入りは若干キビしいですが、赤の土地破壊だけのタイプならば勝負になります。無事3マナ揃えば【強要】、4マナ圏まで行ければ【墓生まれの詩神】【迫害】を打ち勝負アリ。
 そうそう、サイドの【ひっかき爪】は土地破壊対策にも使えます。ええ、2マナ1ドローとして使用しましょう。

 
 今日の話はこれでおしまいです。
 新しいデッキのレシピは秘密日記に載せておきます。

メタゲーム。

2003年11月18日
 今のメタゲームはどうなっているのでしょう。
 
[Tier1]
親和 青白コン 土地破壊 
ゴブリン召集 

[Tier2]
赤白コントロール ビースト 黒コン 


 こんなとこでしょうか。
 時代は近年稀に見るコントロール全盛期。
 そしてそのコントロールを食い物にするランデスの台頭。
 
 アクローマの復讐、忘却石を中心としたマスデストラクション系スペルが吹き荒れる中、クリーチャービートダウンデッキの価値は大きく下がりました。
 そして、2つ以上のエンチャントを置かねばならないサイクリングも厳しい戦いを強いられています。
 そう、今の環境では土地以外のパーマネントはすぐに壊されてしまうからです。
 
 土地以外のパーマネントで「置ける」条件とはなにか。
 それは、「リサイクルできる」という事。1:1のリソース交換で終わらないという事。
 

以上の点に留意して白黒コンを組みなおしてみました。
まだまだ調整不足ですので、もう少し詰めていきます。

閑話休題【2】

2003年11月17日
 今日は月の一度のギャンブルデー。
 まずは競馬。今日のメインは京都11Rのエリザベス女王杯(G1)。
 外国産馬が気になるところですが、実質的な2強対決。馬連でアドマイヤグルーヴとスティルインラブ。
 結果はご覧の通りガチガチの本命レース。
 序盤スマイルトゥモローが謎の大逃げを見せるも3コーナーまですら持たず。何がしたかったんだ? 吉田?
 個人的にはスティルインラブを応援していますた。
 勝てば牝馬史上初の4冠馬。勝って欲しいじゃないですか。
 が、ラストのクビの上げ下げで軍配はアドマイヤ。ほんと残念でした…。
 
 さて、軍資金ができたところで次はスロット。
 最近注目しているのが「ワイルドウルフ」という大量獲得系のストック機。まだ解析されてはいませんが、ネット上では1400Gが天井とウワサされております。それも滅多に天井まではいかないとの事。
 めぼしい台を探していると…ありましたよ、850Gハマりの台が。
 5000円目で無事にBIGを引き、40G回して即辞め。ストックは追いかけると危険です。
 
 お、今日はツいてるじゃないか。じゃあラストは麻雀ですね。
 今日の勝負場は八王子の雀荘。メンバーの女の子がチャイナドレスを着ているところです。
 
 初めての雀荘、さすがに少し緊張します。
 が、ラッキーな事に初めに入った卓はそんなピリピリ卓ではなくむしろ和やかムード卓。すぐに緊張はほぐれました。
 しかし打ち手のレベルは高かったですよー。いつもは2ピンの雀荘で打ってる、とか平気で話してましたし。
 ダマでこちらが待っていてもアタリマエのように待ち牌を止められ、さらにはアガリきられてしまいます。
 例えば東場の3局目のことですが、ピンフドラドラのザンクを5-8sでテンパったんですよ。
速い段階で7s出てるしすぐに出るなと思っていたら。
 まったく出てきません。挙句の果てには対面のオヤジが「ツモ」。待ちは5-8sのシャボ受け! うひーッ!!
 
 しかし展開やツキにも助けられ、なんとか3-0-1-1でフィニッシュ。ラス半はコクシを下家に直撃させるというオマケつき。
 最初の半荘でラス引いた時はもう帰ろうかまで考えましたが、続行して良かったー。
 
 
 しかし引き締まったメンツで打つと楽しいですね、麻雀。さすがに2ピンで打つ気にはなれませんが、低いレートでヌルいメンツと打つのはそろそろヤメにしたほうが良さそうです。


 最後に。浮いたお金で【正義の命令】を二枚買いました。これでだいぶパーツが揃ってきたぞ。
   

閑話休題【1】

2003年11月14日
 筆者はマジックのほかにもいくつか趣味を持っています。
 そのうちの一つが雀荘通いです。今日も新宿のフリーで打ってきました。

 が、今日はなにをやってもダメな日。
 他家リーチの一発目にはアタリマエのようにアタリ牌(それもド高めのヤツ)をつかみます。そしてその牌はモロ不要牌。
 ジッとしていればいいのに、無駄にあがいて傷を深める最初の2半荘。いい加減にしろ、とブチ切れ気味に迎えた3半荘目の親番、珍しく好配牌が入りました。
 2巡目、筆者の9wを対面がポン。トイトイの早仕掛けか…?
 が、この鳴きが大正解! 
次々にメンツが2つ埋まり好形のテンパイ。「リーチ!」

 5巡後、ヤル気満々の下家が放銃。12000のチップ2枚。
 このアガリで流れが大きく変りました。さっきまでのやる気の出ない配牌とは一味違います。
 3巡目に5-8pでのピンフドラドラテンパイ。
トップ目につきダマで待つ。
が、次のツモ牌が8p。ガーン。6000オール逃しました…。
 
 が、結局この局はトップで終了。
 終電の時間も近いので、次をラス半に。

 この半荘は楽しめました。
 筆者の2600アガリで開局したこのラス半、毎局のように順位が変ります。マンガンツモってはハネマンツモられ、また5200打ち込む、という具合に。
 みんなのツキも平均化され、ラスからトップまでの点差が5000という場面で迎えたオーラス。親番は自分。

 配牌は良好。
 南、白、中が重なれば勝負アリか?(筆者とトップの点差は1200)
 最初のシカケは下家のチー。3sを間チャンに受けての234。トップなのでタンヤオで蹴る気満々。
 こうなると筆者の動きは制限されます。こちらもタンヤオ形の手を作り上げ、鳴きたがる下家をシャットアウト。
 それでも最後に残った4,7wをどうするか悩んでいると、対面からの「リーチッ!」

 しまった! 手をタンヤオのカタチに持っていってしまったのでロクな安牌がありません。
 しかしここで引いては勝負にならない。冷や汗を垂らしながら無筋を通す(手牌でカベはできていたのですが)。
 下家も必死。少ない手牌で対面とヤリあう。
 結局、4,7wは処理できずに流局。
 対面の待ちは白の単騎。下家は予想通り4,7wでした。2着フィニッシュ。

 4半荘打って、1-1-1-1。順番を書くと3-4-1-2。
 あと1半荘打てればプラスに持っていく自信があっただけに、時間切れが悔やまれます。明日、リベンジに行く…のか? いや、おとなしく地元の店でFNMのイベントにでも参加しましょう。
 
 某大会で【選別の秤】四枚入りの黒コンが準優勝しました。
 色々と使い道の多いこのアーティファクト。筆者はミラディンカードの中でもベスト3に入るくらいお気に入りなのですが、今回はその強さと弱さについて。


選別の秤
Culling Scales
3
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、場に出ているすべての土地でないパーマネントの中で、点数でみたマナ・コストが最も小さい土地でないパーマネント1つを対象とし、それを破壊する。(コストが最も小さいパーマネントが複数ある場合、どれか1つを対象とする。)


 まず強さから。
 無色のアーティファクトであるため、どのデッキにも入れることができます。そして、3マナ以下であれば、アーティファクトでもエンチャントでも破壊することができます。
 黒、青、赤はエンチャント対策が取りにくく、永い間アタマを悩ましていました。
 しかし【秤】があれば(限定されてはいますが)これらの色でもエンチャントが割れるのです。
 カード名を上げると、【稲妻の裂け目】【霊体の地滑り】【硫黄の渦】【赤の防御円】【聖なる場】【ファイレクシアの闘技場】【骸骨の破片】【各種タリスマン】【稲妻のすね当て】【波停機】【忘却石】【ひっかき爪】など。

 これらのカードは、ある種のデッキにとっては致命的になるカードです。サイドインされたたった一枚のカードで完封された試合も少なくないでしょう。
 しかし、【選別の秤】があれば【赤の防御円】【波停機】【聖なる場】などが出ようと、次の自分のターンには割ることができます。

 クリーチャーも当然指定することができます。
コストの低いクリーチャーで構成されたゴブリンデッキなど【秤】一枚で壊滅させることも可能でしょう(その間、相手の猛攻に耐える必要がありますが…)


 次に弱さを。
 なんといっても時間がかかります。瞬間的に解決できません。
 相手にリアクションの機会を与えてしまうのです。
 逆を言えば相手が対策を取らない限り、半永久的なパーマネント除去になります。と、これは長所ですが。


 最後に【選別の秤】を使う上での注意事項を。
 【正義の命令】には気をつけましょう。
 兵士トークンが邪魔をして狙いのパーマネントを除去することが困難になります。
 クリーチャー化した【隠れ石】は殺せません。あくまで土地以外のカードです。

 以上、筆者が思う【選別の秤】についてでした。
 ここまで読んで頂きありがとうございました。
 まったく調整していない白黒コントロールで、お恥ずかしい限りなのですが、何故そのカードを選んだのか、理由などを。


【神の怒り】
 ここは動かせません。奇跡の廻りをすると3ターン目に打てるとか打てないとか。
◆注1◆
1ターン目と2ターン目に【雲上の座】セット。2ターン目に【真面目な身代わり】

【恐怖】 
 【燻し】の時代はオデッセイと共に去りました。今のメイン除去はやはり【恐怖】です。下手すると【闇への追放】まであります。
 ◆◇◇【翼の破片】はどうなのか?◆◇◆
 難しいですね。
【トロールの苦行者】を考えると断然【翼の破片】です。その他にも、いくつか【翼の破片】のほうが優れている点があります。将来的には両方メインに挿すのもアリかな、と考えていますが、現段階ではサイドにも挿しておりません。

【アクローマの復讐】
 白黒コンを使おうと決心させたカードその1。
 『親和』相手に打てばその瞬間にゲームエンド。「あなたはこのゲームに勝利する」とテキストに追加させる事ができます。
 他にも『白青コントロール』のアーティファクトや『サイクリング』のエンチャントなどを破壊できるメインボード唯一のカードです。

【強要】
 白黒コンを使おうと決心させたカードその2。
 能力だけを見れば史上最高のピンポイント手札破壊です。土地だって生物だって落とせます。
 しかし3マナ。前方確認のスペルに3マナも潰されるのは辛いトコロですが、今の環境的にはギリギリ間に合っています。3マナ余らせて打てば相手は【巻き直し】くらいしか解決策はありません。

【陰謀団の取調官】
 このカードも最近では良くみかけるようになりました。メインに2枚も挿してある【邪悪な岩屋】は【よじれた嫌悪者】よりもコイツのリサイクル用だったりします。
 コントロール相手に出せば、相手はコレ一体に【神の怒り】を打たざるをえません。カウンターがあればカウンターしてくるでしょう。マストレベルのヤバさですから。
 コイツが相手の手札をズタズタにした後、空から竜が4回殴る。これがこのデッキの王道勝ちパターンです。

【雲上の座】
 【邪神の寺院】を使う人が多いのですが、筆者は断然【雲上の座】をプッシュします。上記にもありますとおり、2ターン目に4マナ出せる可能性が(物凄く低いですが)あるからです。
 vsサイクリングで兵士トークン対決になった時もマナ面で相手より有利に立てます。
 正直、【邪神の寺院】の上位バージョンだと思うのですが、いかんせん評価の低い可哀相なカード。 土地サイクルカード等でデッキを圧縮できるタイプには、とんでもなく使える土地だと思うのですが…。


だいたいのカード説明はこれで終わります。
デッキ投入候補となるカードとしては

・苦痛の命令(将来、高い確率で入る)
・ファイレクシアの闘技場(瞬間的にカードを手に入れるほうがこのデッキには向いています)
・翼の破片(これもおそらく入るでしょう)
・力の確約(『親和』の【上天の呪文爆弾】があるうちはキビシイか?)
・迫害(親和相手に『青』が強い。メイン2,3枚はかなりアリ)
・隠れ石(これ以上、無色マナを入れるのは危険?)


 生物ビートが増えるようなら【強要】を4→3、【陰謀団の取調官】をメインからサイドに移し、【翼の破片】【苦痛の命令】あたりをメインに。
【供犠台の光】も二枚くらいメインに挿したいのはヤマヤマなのですが、いかんせん場所がありません。削るとしたら、【真面目な身代わり】あたりか? もう少し調整をすすめてから検討したいと思います。 
 世界はコントロールで満ちております。

 元々、日本人は相手を操ることが好きなようで。
 逆にいうと、相手を支配していないと安心できないようで。
 これも敗戦国国民としての精神的土壌の貧しさ、というものでしょうか。
 相手の場を制圧し、相手の手札を確認し、すべてのセーフティチェックを終えてから出ないとアクションを起こさない。
 堅実、確実な戦法。そして、そういったタイプのデッキを好むのが日本人です。

そんな日本民族にとって、【対抗呪文】の禁止は物凄い衝撃でした。幾人ものプレイヤーが「マジック辞める」「これからはエクテンっしょ」などと放言したものです。
 しかし、【対抗呪文】の無いミラディン環境下でも、しっかりコントロールデッキは生き残っております。それどころか、ミラディンの影響で強化されたようです。


『青白コントロール』

 中でも、八十岡氏の手による素晴らしい青白コントロールデッキ(通称ヤソコン)はその斬新なキィカードとデッキ構築によってコントロール好きのプレイヤーたちに歓迎されています。

メインから挿してある【赤の防御円】や【波停機】、【精神隷属器】と【蒸気の連鎖】などのトリック、極めつけはカウンターで守られた【骸骨の破片】を使用して【映し身人形】【トリスケリオン】【真面目な身代わり】【ボトルノーム】などを相手のデッキにあわせてクルクル回す必殺トリック。


『親和』

 アメリカの州地区予選の結果がネット上にアップされた日、『親和』に興味を覚えたプレイヤーも多いのではないでしょうか。
 翌日よりカードショップでは【ブルードスター】【空僻地】が売り切れor値上がり続出。今は【ブルードスター】は4桁にまで上がっているとか。
 そんな大人気の『親和』にはカウンターとバウンスと、二つのコントロール要素が入っています。
 このあたりは『マッドネスデッキ』に良く似ています。高速召喚、カウンターでの防御、ブロッカーをバウンス。この中で、高速召喚という面においては『マッドネス』より『親和』のほうが優っているようにも感じます。
 しかし、マッドネスには無い弱点を『親和』は抱えているのです。速さの代償として支払ったものは土地が割られやすいというデメリット。
 『親和』に土地は少なく、平均して18枚。これらの土地はとても割られやすく、思いつくだけでも【ヴィジリアンのシャーマン】【粉砕】【爆破】【供犠台の光】【アクローマの復讐】【グリッサ・サンシーカー】【腐食ナメクジ】【機械の行進】など、対策カードは充実しています。
 一戦目を快勝するも、二戦目相手のサイドボーディングに涙を飲む。こんな経験をした方も多いのではないでしょうか?

 回れば勝つ。海外では大人気のこのデッキ。はたして日本人には受け入れられるのでしょうか?


『白黒コントロール』

 今、もっともメタゲームにあったアンチコントロール系コントロールがこの『白黒コントロール』だと思います。
 コントロールの台頭によるゴブりンの減少も追い風となり、ファイナルズのダークホースとなるのではないでしょうか。

個別の解説は明日に回して、まずはデッキのレシピを上げておきます。


『白黒コントロール』

クリーチャー:11

3:永遠のドラゴン
3:真面目な身代わり
3:陰謀団の取調官
2:よじれた嫌悪者

スペル:25

4:神の怒り
3:アクローマの復讐
4:新たな信仰
3:正義の命令
4:恐怖
4:強要
3:野望の代償

土地:24

8:平地
8:沼
4:雲上の座
2:真鍮の都
2:邪悪な岩屋

サイドボード:15

4:赤の防御円
4:供犠台の光
3:光の大嵐
1:アクローマの復讐
1:陰謀団の取調官
2:萎縮した卑劣漢

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